No.012:泥除けマウント補修

レストア日記

後輪のハブ軸交換の際、洗浄目的で外した泥除けが思わぬトラブルに見舞われましたので、今回はその補修レポートです。

泥除けを外す

バッテリーを保護する為に付いていると思われる泥除けが、かなり汚れていたので外して洗浄しようとしたら思わぬトラブルに見舞われました。

 

なんと錆びついて固着したボルトを潤滑剤を吹きながら頑張ってはずしていたら、上の写真のようにボルトが途中で折れてしまいました。。。
ここはフレームにネジ山が切ってあり、ボルトの先が反対側に出てるんですよね。
その為、反対側に突き出たボルトが錆びてネジ穴を通らなくなるくらい太ってしまったようです。
事前に錆を落とそうにもモーターユニットとの間が狭く、ワイヤーブラシとか入らないので強行手段に出た訳ですが、それが仇となってしまいました。

 

折れたボルトがこちらです。
サイズを測ってホームセンターでボルトを買ってきました。
元々のボルト径がノギスで測ると何故か4.5mmと微妙な数値だったので、M4とM5の2種類を買って来ました。
問題はフレームに残ったボルトの先をなんとかしないと。。。

 

色々試行錯誤しましたが、残されたボルトがフレーム面に対してちょうど平になるような位置で折れたので、バイスプライヤーで挟むことも出来ず、マイナスドライバーの溝を掘ることも出来ず。
やむを得ずドリルで削り取りました。

この方法だとフレームのネジ山をキズ付けてしまう恐れがあったので最終手段で考えてましたが、結局その最終手段を使うことになってしまった…。
とはいえ出来るだけ慎重に作業しないと、失敗すると専用工具でフレームにワンサイズ大きいネジ山を作る事になってしまう。
既にチタンコーティングのドリルビットを購入してるので、これ以上余計な出費は抑えたい一心で2mmのドリルビットから徐々にサイズを大きくし、右の写真のように無事ボルトの残骸を取り除くことが出来ました。

あと元々ネジ穴周辺の塗装は泥除けとの摩擦で傷んでいたので、手元にあったホワイトのタッチペンで補修!

 

新しいボルトはM5がぴったり!
しかしこんな錆びやすい所に金属ボルトを使うとは、パナソニックさんもう少し工夫された方が良かったんじゃないですかね〜。
例えば樹脂製のクリップリベットとかを採用するとかね!

新しいボルトは一応ステンレス製のをチョイスしましたが、時々点検しないとまた錆でボルトが抜けなくなるかも…。

 

こんな苦労をして外した泥除けは、お陰様でご覧の通りピッカピカに仕上がりました!
最後は液体コンパウンドで鏡面仕上げ!

 

新しいボルトを取り付けて無事元の鞘に収まり作業完了です!

いや〜まさか泥除けを洗浄する作業で、こんなに苦労するとは思いませんでした!

まぁ〜この後もハブ軸とかで苦労するんですけどね(笑)

 

購入パーツ類

ドリルビット

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正確に作業する必要があったので、手持ちの先が摩耗したドリルビットではダメだと判断しました。
さすが新品のちょっと高めのドリルビットが切れ味が違いしました。

ステンレスボルト

5×15 ステンレス六角ボルト
¥210 ホームセンター

4×15 ステンレス六角ボルト
¥210 ホームセンター


 

では今回の作業はここまで!

 

この記事の作業難易度:★★★★


<一言コメント>
折れたボルトを外す作業は一苦労です。
ネジ山を痛めないように慎重な作業が求められるので★4つ


※難易度はド素人の管理人が主観的に感じた難易度を★最大5個で表します。
★:楽勝
★★:簡単な軽作業
★★★:手順を調べる必要あり
★★★★:慎重に作業すべし
★★★★★:マジか!超苦労するんですけど!

まだまだ先は長いけど次回乞うご期待!

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