ども!夏用タイツが届いて電チャリ熱が上昇してきたKOSAPです。
さて、なぜ冒頭の写真でハリヤが裏返しになっているかと言うと!
今回は後輪のクイックリリース化を行っていきます。
以前レストア記事の「No.008:歯飛び修理その2(スプロケット&ハブ軸交換・他)」で、後輪の「ハブ軸」交換と「玉押し」リペアを紹介しましたが、その時に注文していたクイックリリースがようやく届きました。
実はもう注文したことすら忘れていたという代物です。
なにせAmazonで買いましたが、発送は中国からのEMSなんで3〜4週間くらいかかっての到着です。
購入したパーツ
Freahap クイックレリーズ フロント&リア セット
¥1,190 Amazon
詳細はこちら
- 【材質】:アルミニウム合金/鉄
- 【生産国】:中華人民共和国
- 【重さ】:450g/1ペア
- 【サイズ】:9.5*145*25*180mm ; 9.5*108*20*150mm
- 【パッケージ】:フロント用、リア用の2点セット
K-CON キタコ アルミスペーサーM10ネジ用
¥237×2個+送料 楽天市場(バイク用品ショップWebike)
詳細はこちら
<商品情報>
- サイズ:内径∅10.3mm×外径∅16mm×厚3mm
- 素材:アルミ合金
購入理由
本来の目的はこのセットに含まれている「玉押し」だけが欲しくて注文しました。
ハリヤ純正と同じサイズの「玉押し」はどんなに探しても見つからなかったので、苦肉の策としてこのセットの「玉押し」を流用しようと思った訳です。
一応モノタロウには3/8インチの「玉押し」が掲載されてましたが送料まで考えると、送料無料のAmazonでこのセットを購入した方が、うまくいけばクイックリリース化もできてお得だと考えました。
ちなみに商品情報では軸の直径が「9.5mm」ですが、これはインチ換算だと「3/8インチ」となり、ハリヤ純正のハブ軸と同じなので、万が一クイックリリース化できなくても「玉押し」だけ流用出来る訳です。
現状では既に「玉押し」をリペアして使っているので問題ありませんが、せっかくクイックリリースセットが届いたので、後輪のクイックリリース化にトライし、ついでにリペア済みの「玉押し」も新品交換で更に安心!
アルミスペーサーの使い道
購入したクイックリリースはそのままでは使うことが出来ないなので、開封後に玉押しのサイズを計測して、純正とのサイズの違いをバイク用のアルミスペーサーでリカバリーします。
その為に3mmのスペーサーを苦労して探しました。
しかし探せばあるんですね〜ピッタリのスペーサーが!
ネットって便利だな〜!ってつくづく思いました。
一応ホームセンターにも探しに行きましたが、入手できたのは1.5mm厚のM10ボルト用ステンレスワッシャー。
どうしても合うスペーサーがなかった時の保険として4枚購入しましたが、結局使う機会はなかったです。
やはりホームセンターはその名の通り、家を中心とした商品ラインナップは豊富ですが、この手のちょっと特殊なパーツは取り扱ってないですね。
ちなみにボスフリータイプのハリヤに乗ってる方は、玉押し交換しなければ追加のスペーサーは不要です。純正玉押し&純正スペーサーとクイックレリーズセットだけでOK!
クイックリリース化作業
後輪を外す
まず後ろのVブレーキを開放し、チェーンをギヤから外して、ハブ軸の袋ナットを緩めて後輪を外します。
クイックリリースだとVブレーキを開放してチェーンを外せば後は工具要らずで後輪脱着できますが、ハリヤでそんなに頻繁に外す必要があるかというと、ぶっちゃけないでしょうね!(笑)
僕の場合は一番の恩恵は「玉押し」が新品になるということと、フロント用に買った赤いアルミの「クイックリリース前後セット」の後輪用が使えるかもしれないという点が最大の利点です。
なにせ今まで後輪用は使い道なかったですからね(笑)
ボスフリースプロケット外す
こんなに早くまたこの作業をするとは思いませんでした!(笑)
前回よりちょっとはマシだと思ってボス抜き工具で外そうとしましたがやはり硬い!!!
なんせペダルを漕ぐと締まっていく構造になっているので、上り坂とか登った車体だと外す時ちょ〜硬いっす!
でも前回の教訓から、ホームセンターでステンレスパイプを買っていたので、苦労しましたが自分で外せました。(^^ゞ
ボスフリースプロケットが外れたらこんな感じで「玉押し」とロックボルトが顔を出します。
ハブ軸をボスから抜くと、必ずベアリングが溢れるんですよね〜。
なので、片側だけ全部ベアリング外してまたキレイに洗浄します。
ボスの中のグリスもティッシュで拭き取って、後で改めてグリスアップします。
玉押し交換
玉押しとロックボルトは薄型レンチとモンキーで緩めて、交換&サイズ測定の為にハブ軸から外します。
ノギスで計測すると、純正玉押しは約1.45mmで社外新品は約1.15mmです。
その差は3mmなので、キタコのアルミスペーサーを購入し、純正とサイズを合わせる必要がありました。
写真撮る時うまく補正できなかったようで、ちょっと判りにくいかもしれませんが、3mmのスペーサを入れると純正と社外新品が同じサイズになります。
より正確なサイズはこちら
ノギスで測定すると純正は1.43mm、新品の構成は1.47mmくらいで厳密には0.4mmほどの誤差があり、新品の構成のほうが少しだけ大きくなってます。
ただ左右同時に交換するので、この誤差は全然許容範囲ですね。
仮組みする
購入したクイックリリース用ハブ軸に仮組みした状態がこちら!
ちなみに使った玉押しはフロント用で、リア用の軸と組み合わせて使いました。
リア用の玉押しは防水蓋が付いていて邪魔だったんですよね。
仮組みの構成ですが、写真右側がスプロケ側で純正のスペーサーもちょっと長い物が採用されていて白文字が新品、赤文字のスペーサーとロックボルトは純正品をそのまま利用してます。
センター出しをした後のクイックリリース軸は片側で約6mmくらい軸受に引っかかる感じです。
組み付け
センター出しが終わったら左右ともに玉押しをロックボルトで固定します。
この時、ホイールを固定した状態で軸を回してみて、軽く周る程度に調整します。
軸が固くて回らないようだと、左右の玉押しを少し外側に広げてからロックボルトで固定します。
ボスフリースプロケットを装着したら、車体に外した時と逆の手順で取り付けていきます。
クイックリリースのレバーは以前買っておいた赤いアルミ製を使います。
セットに付属してきたクイックリリース(黒)と比較してもピッタリ同じサイズです。
車体に組み付けて完了
前後ともに赤いクイックリースで揃いました!
見た目もちょっとカッコよくなったし、玉押しも新品だし、ボス周りのメンテナンスはこれで完璧です!!
それにしても、全部で2千円程度の部品代で後輪のクイックリリース化が出来てよかったです。
もう少し加工が必要かと思ってましたが、スペーサーだけでジャストフィットでした!
では今回の作業はここまで!
<一言コメント>
ボスフリースプロケットを外すのはいつも大変!
カセット式だともっと楽なんでしょうけど。
正直好きな作業ではありません。。。
しかも今回は社外品を純正サイズに合わせる為に、色んなところを測定する必要があったので★5つ
※難易度はド素人の管理人が主観的に感じた難易度を★最大5個で表します。
★:楽勝
★★:簡単な軽作業
★★★:手順を調べる必要あり
★★★★:慎重に作業すべし
★★★★★:マジか!超苦労するんですけど!
さらなる完成度を目指して!
次回乞うご期待!
→カスタムにかかった費用の合計はこちら!
→レストアにかかった費用の合計はこちら!
コメント
丁寧な説明と写真で、とても参考になり..それに自転車愛がもう感じられて楽しかったです。
ひとつ(ふたつかw)だけ、1.45mmで社外新品は約1.15mmとあるとこは、14.5mm, 11.5mm ですよね。
玉押しの寸法、一桁違ってますよ。
約1.45mmで社外新品は約1.15mm
1.43mm、新品の構成は1.47mm
など。14.5mm、11.5mm、14.3㎜、14.7mmですよね。