歯飛び修理その1で点検が終わり、パーツが届きましたので早速交換していきたいと思います。
とはいえ、交換修理しないといけない箇所が他にも沢山ありますので、レストア作業の段取りの都合上平行して作業しています。
その為、ブログの掲載と作業手順が若干前後しているのでお許しください。
出来るだけ関連作業を1つにまとめてご紹介していきます。
ボスフリースプロケット交換
後輪を外して歯飛びの原因の一つ、ボスフリースプロケットを交換していきます。
用意した工具類
ボスフリースプロケットの交換に必要な工具を用意しました。
- モンキーレンチ
- スパナ(15mmを使います)
- ボス抜き
- グリス
- パーツクリーナー
リアブレーキを開放する
後輪を外す
一番外側(一番小さい)のギアに合わせておくと、チェーンがたるみ作業がスムーズに行えます。
今回はディレイラーガードとディレイラーもレストアするので、事前に外してあります。
しかし汚れてますね〜!ここも綺麗に掃除しないと。
タイヤもヒビだらけなので後ほど交換します。
ボスフリースプロケットを外す
早速ボスフリースプロケットを外そうと思い、先日買った自転車専用工具セットのボス抜きを使おうとしましたが、ボスフリー用じゃなかったようで、急遽ボスフリー用のボス抜きをAmazonで購入!
正しい手順だと車軸を外すのはスプロケを外した後なんですが先に外してしましました。
ボスフリースプロケットの外し方をネットで事前に調べていたら、皆さん「固い!」と書かれてましたが、実際にやってみると確かに固い!
いや固いなんてもんじゃない!
足を使おうが体重乗せようが、びくともしませんでした。
ここは正ネジなので、時計と反対周りで緩むはずなんですが、あまりにもびくともしないので、逆か?!と疑ったくらいです(笑)
固い場合、モンキーレンチの柄を鉄パイプ等で延長して回したりと、皆さん色々工夫されてますが、あいにく鉄パイプは持ってなかったので、やむをえず近くの自転車屋さんに車で後輪だけ持っていって回してもらいました。。。。。
そしてまたトラブル発生!!
自転車屋さんに指摘されましたが、なんと車軸のベアリングが1個足らないと言われました!
そんなはずはない!ベアリングが落ちないように慎重に外したはずだから!
本来であれば左右9個づつ合計18個のベアリングがあるはずなのに、スプロケ側が8個しかない。。。。
ひょっとしたら1個足りない状態で使われていたのでは?
そんなモヤモヤしたことを想像しながら、帰宅してすぐにベアリングについて調べました。
使われていたベアリングをノギスで測ると直径約6.5mm。
ネットで色々調べると、自転車の後輪用は1/4インチだということが判り「シマノ 鋼球 (18個入り)¥530」をAmazonで注文しました。
そして待つこと1日。
これでようやく作業が進められるぞ!
右側は小さなキズがあるのがわかります。
結果6.5mmなんですが、正確には1/4インチは6.35mmなんですよね〜。
このノギスはホビー用なので精度がいまいちです。
このあと、この6.5mmに開いたノギスの隙間に新品を通してみましたが、通過するのに少し抵抗がありました。
やはり使っていたベアリングが1/1000mm単位で摩耗してるんでしょうかね?
せっかくなのでオーバーホールする
まずはベアリングは全て外して、ホイール側をパーツクリーナーで洗浄。
漬けてると段々グリスや汚れが剥がれ落ちてきました!
この後歯ブラシでゴシゴシ洗ってキッチンペーパーで拭き上げていると!
また問題発生です!(T_T)
ホイールにベアリングを入れてから蓋するヤツです。
なぜかリングの一部が写真のように曲がってました。。。。
そして右のは玉押しです。
本来ツルっとしていないといけない部分が写真のようにキズが入っています。
ここはベアリングに直接触れる部分なので、キズがあると後輪が回転した時ゴリゴリした音と振動が発生します。
ひょっとするとベアリングが1個足りなかったは、何かの衝撃で砕けたかもしれませんね。
そう思うとこれらのキズの原因が納得できます。
右の写真は研磨途中の写真です。
だがここで!
またまた問題発生です!(T_T)
電動ドライバーに着けてシャフトを回転させると、グルングルンと楕円軌道で回転するではありませんか!
最初電ドラが歪んでるのかと思ったら、ハブ軸自体が曲がってました(涙)
あ〜〜〜〜も〜〜〜〜〜〜〜!(怒)
なんでこう次から次へと問題が、、、、。
歯飛びの修理をするはずだったのだが、完全に違う修理をしている状態に心が折れそうです。。。
恐らく一連の部品の破損は、この自転車でダート走行もしくは階段とか段差のある所を走ったに違いありません!
そして後輪に過度の負担がかかってベアリング損傷。
しかもシャフトが曲がるほどの。。。。
と、名探偵KOSAPが推理してみました。
チクショウ!こうなったら徹底的に直してやる!!
まずはシャフトはパーツ交換することにします。
サイズを測ると軸長180mm、直径はネジ山部分で9.5mm。
ネットで調べると、180mm×3/8インチのハブ軸が売ってましたのでモノタロウで注文しました。
ちなみに3/8インチは9.525mmです。
ただ残念なことに玉押しは同じサイズの物はどこにも売っていません。
玉押しは研磨して修理するしかなさそうです。
思えば工具が合わないから始まり、ベアリングがない、ハブ軸が曲がってるなど後輪を外してから1週間。
ようやく最初に届いていたスプロケを装着できる日が来ました!
グリスを塗るのは、ペットボトルを切って作った特性ヘラで作業します。
なにせ、グリス使った作業の時は写真撮ったりするとスマホがベタベタになるので(汗)
ベアリング→ベアリングシール→玉押し→カラー→ロックボルトの順(左右同じ順番)で取り付けます。
※この写真のハブ軸は新品が届く前に撮影した写真です。
センターが決まれば、玉押しとロックボルトをスパナで締めて固定します。
※この写真では既にタイヤ交換済みです。なにせ待ち時間が長かったから(笑)
車軸を持ってホイールがスムーズに回転したらOK!
抵抗があるようだと、左右の玉押しを少し外側(外れる方向)に回して遊びを作ります。
ボスフリースプロケットを交換する
ようやく本来の目的であったスプロケを交換することが出来ます(笑)
見比べてみるとよくここまで交換せずに使ったな!って感じで、そりゃー歯飛びするわ…。
ちなみに後輪を外した後、他にも色々作業していたので車体は裏返しになってます。
いや〜今回は予想外の出来事が多くて苦労しましたが、なんとかスプロケの交換が終わりました。
しかもベアリングもハブ軸も新品なので、ホイールの回転も非常にスムージー(笑)ゴリゴリ音もありません!
この状態で手で強く回すと2分くらい回り続けます。
でも歯飛びは修理はまだ続きまーす!
初心者ながら一連の作業を通して色々調べたので、少しは経験値が増えた感じです(笑)
購入パーツ類
ボスフリー スプロケット
- 画像出典:www.amazon.co.jp
シマノ ボスタイプフリーホイール MF-TZ500-7 14-28 7speed 938
¥1,500(送料込み) Amazon
詳細情報はこちら
- ボスタイプ(ハブにネジで固定)フリーホイール
- 7段 14-16-18-20-22-24-28T
- HG/UGチェーンに対応
- MF-TZ21の後継モデル
純正のスプロケットの品番はシマノ「MF-TZ07」でしたが、調べたところシマノ「MF-TZ500-7」が互換性があるようでしたのでこちらを購入しました。
歯数は一番小さなギアを11Tにしたらハリヤの高速域が速くなるみたいですが、初心者の僕には不安があったので、歯数は同じ14-28T(7段)にしました。
ボス抜き工具
- 画像出典:www.amazon.co.jp
SHIMANO(シマノ) TL-FW30 ボス抜き工具 Y12009050
¥1,370(送料込み) Amazon
詳細情報はこちら
グリス
シマノ プレミアムグリス 50g Y04110000
¥800(送料込み) Amazon
詳細情報はこちら
ベアリング
シマノ 鋼球 1/4 Y00091310
¥530 Amazon
詳細情報はこちら
ハブ軸
¥312(本体¥289+税) モノタロウ
詳細情報はこちら
では今回の作業はここまで!
<一言コメント>
出ました★5つ!やはりスプロケを外すのが最大の難関でしたね。
あんなに固く締まっていると思いませんでした。
あと、予想外のトラブル。。。。
※難易度はド素人の管理人が主観的に感じた難易度を★最大5個で表します。
★:楽勝
★★:簡単な軽作業
★★★:手順を調べる必要あり
★★★★:慎重に作業すべし
★★★★★:マジか!超苦労するんですけど!
まだまだ先は長いけど次回乞うご期待!
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