No.027:レストア作業まとめ記事

レストア日記

ハリヤのレストア作業が完了し、ようやく普段使いの“足”として、また運動不足解消のフィットネスマシンとして愛用しているKOSAPです。
ハリヤの完成度を高めていく作業はまだ続いてますが、少しゆっくり考える時間が出来たので、レストア作業の“まとめ”を書いてみたいと思います。

ハリヤを分解して感じたこと

レストア作業でハリヤのフレーム、フォーク、モーターユニット以外は全て分解して感じたことは「ハリヤって高いパーツが一つもない」ということ。
でも新車価格は140,184円(税込)実売12万円前後と、入門向けロードバイク(10万円クラス)があっさり買えてしまうお値段。
これは何を意味するかというと、モーターユニットとリチウム電池に如何にコストがかかっているかということが伺えます。

レストア時にパーツ交換する際、新車時と同等、もしくは少し上のグレードを意識してパーツ交換しましたが総額でも3.5万円でした。
※交換したパーツの詳細は「ハリヤ レストア費用」をご覧ください。

個人的な感想ですがハリヤからモーターとバッテリーを外して、ただの自転車にしたら恐らく2〜3万円前後のルック車と同じレベルではないかと思います。
言い換えればハリヤの価値は「電動アシスト」に尽きると行っても過言ではありません。

自分を含めハリヤを購入する人は正にこの電動アシストにお金を出してるんだなと改めて感じました。

レストア作業を振り返って

レストアの始まり

ロードバイク、マウンテンバイク、ママチャリの違いは判る程度の自転車初心者が、ヤフオクでフルレストアが必要なハリヤをポチっと買ってしまい、軽い気持ちで始めたレストア作業。

趣味で車やバイクの整備&カスタムをやっていたので、工具はある程度揃っているし、機械イジリは得意な方だと思っていたので“たかが自転車”、とホント軽い気持ちで始めましたが結構苦労しました(^_^;)

初心者が苦労した点

何が大変だったかというと「自転車の部品の名称が分からない事」でした(笑)
ネットで情報を調べるにしても、正確な名称を知らないと適切なページが検索でヒットしない訳です。
特にハブ軸周りの修理をしている時は、モノタロウやAmazonで交換パーツを探すのも一苦労。サイズの基準も分かってないから、このパーツってミリなの?インチなの?と、自転車詳しい人なら当たり前に知ってそうな事から調べる必要がありました。

最初の頃はノギスで測ると9.5mmとか6.3mmとか中途半端なサイズに翻弄されましたね。
摩耗してサイズが変わったのか、それとも最初からこのサイズなのか分からない訳です。

国産のバイクや車ってタイヤやホイールなどの例外を除いて、ほぼ全てミリ基準なんですよね。
でも自転車はインチとミリが混在してて、1/4インチや3/8インチなんかのボルトやパーツが使われていたので、それに気づくまで僅かですが誤発注してしまいました。(^^ゞ

レストア作業の難易度

ハリヤのレストア作業自体は車やバイクと比較すると難しいとは感じなかったけど、固着して固いボルトやパーツを外すのは大変な作業でした。
無理に回すとボルトが折れたりするので、色々工夫しながら作業したけど結局1本折っちゃいましたからね^^

自転車って車やバイクに比べると構造が比較的簡単で、パーツ単体が小さいから素人でも作業しやすかったけど、やはり自転車ならではのセオリーみたいなのががあるので、これを知らないと、僕みたいに左ペダルの逆ネジに気付かず、緩めてるつもりが実は締めてたなんて事やっちゃいます。
あと専用工具が必要な箇所が数箇所あるので、これもちゃんと調べておかないと作業の直前で慌ててしまいます。
僕は調べたつもりだったけど、工具が合わなくて買い直しなんて失敗もありました。
これからレストアや自転車整備したい人は作業前に一通り工具や手順を確認したほうが良いですよ〜。

全般的に素人でも作業が容易な自転車ですが、ハリヤの場合は唯一素人が手出し出来ない部品があります。
それはモーターユニット。
当初ここもバラしてメンテナンスしようと思いネットで情報を調べましたが、防水処理がガッツリされているし、僕は電気は苦手なので壊れていないパーツを分解して壊してしまうバカな真似は止めようと思い諦めました。(^^ゞ

レストアしてよかった事

レストアの醍醐味はやはり、ボロボロの自転車が新車の様に蘇ることです!
新車を買っただけだと味わえない、自分で作り上げた感を存分に満喫出来ます。
人から新品みたいとか、新しい自転車だと思ったとか言われるとムフフ♥ってなります(笑)

レストアして悪かった事

ズバリ!コストパフォーマンス。費用の問題!
僕の場合ベース車両の購入価格が高すぎた。明らかに勉強不足でしたね。
オークションで追加入札が面倒だったので、想定金額の1.5倍くらいの金額を入札していたのが仇となりました。
※購入価格はいずれ発表します。

その為、バッテリーも新品に交換した段階で新車価格を超えてしまいました(ノД`)シクシク
自転車はとあるブログで「消耗品の塊」と書かれてましたが、今回正にその意味を痛感しました。

いくら一つ一つの値段が安いとはいえ、リペアして再利用できるパーツより、交換パーツの方が圧倒的に多いかったのが誤算でした。
あと電チャリの場合忘れてはいけないのがバッテリー!
ベース車両のバッテリーがまだ使える状態であれば、パーツ交換だけで済みましたが、この電チャリ用バッテリーが高いんです!!
なんせレストアにかかった全パーツ代(約3.5万円)と同じ値段するんだもんな〜。

もし次レストアするならベース車両の購入価格は十分吟味してから購入したいと思います。

レストア完了後の感想

くどいようですが我が家にやってきたばかりのハリヤと比べると正に天と地の差!
新車の様になったハリヤにとても満足感を感じてます。
作業中はイラっとしたこともあったけど、プラモデルを組み立てているような感覚で楽しく作業できました。
これでベース車両が安く買えてたらな〜と後悔しつつ。。。。

元々DIYとか機械イジリが好きなので、コツコツ作り上げていく作業は大好物です。
僕の場合、こういう作業をしてる時が一番楽しいかもしれない。良いベース車両が見つかったらまたレストアしちゃうかも(笑)
でもせっかく仕上げた自転車なんで、これからはポタリングなんかも楽しんで行こうと思ってます。

レストアに関す質問なんかがありましたらコメント欄にどうぞ!
素人ですが分かる範囲でお答えします。

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コメント

  1. ひろふみ より:

    KOSAPさん

    初めまして、神奈川県横浜市に住むハリ「ヤー」です。
    貴方のブログをバイブルに、完全にトレースしつつレストアに励まさせて頂いてます。ありがとうございます。
    とはいっても、まだCOOWOOの肉厚サドルだけですが…